小動物の寿命は結構短いですよね。
では、フェレットはどれくらい生きるのでしょうか?
もくじ
フェレットの寿命の心得
まず頭にいれておいて頂きたいのが、フェレットは生まれてから1年ぐらいの間はすごくすごく成長するということです。
そして、高齢期にはいるのもすごくすごく早い。
さらに、高齢期の生存期間が短いとも言われています。
成長が早く、衰えるもの早い。それがフェレットです。
フェレットの平均寿命
平均寿命は、6歳〜10歳といわれています。
非常に開きが大きいですね。
そのくらい生き方で変わるのです。
フェレットの寿命は、
- 食べるもの
- 生活リズム
- 運動量
で大きく変わっていきます。
4~5年で星になってしまう仔も多いのですが、
生活スタイルがフェレットに合えば、
10年、13年と長生きできる。
期待に応えてくれる。
それがフェレットの難しく神秘的な部分でもあります。
フェレットの高齢期
フェレットは4歳からは高齢期に入り、もう立派なシニアと呼ばれます。
体調面でもいろいろ問題が発生しやすくなってきます。
ここから、食事などにも気を遣っている飼い主さまが多いですね。
ですが、できればもっと早いうちから、気を遣いましょう。
「きれいなうんち、できてますか?」
「運動量、足りてますか?」
「体調崩しやすくないですか?」
鳴けないフェレットなりの信号、SOSがでているかもしれません。
高齢期の症状
- 少食になる
- トイレを失敗する(あっちこっちにしてしまう)
- 動きが鈍くなる
- 寝ている時間が増える
- 体調を崩しやすくなる
こんな問題がでてきます。
ですが、フェレットがなにかで失敗しても、絶対おこらないでくださいね。
何も悪いことはしていないのですから。
助けてあげてください。
飼い主さまがいなければ、フェレットは生きていけない生き物だから。
フェレットと人間では生きる時間の”速度”が違います。
フェレットの3ヶ月は人間の5歳、
フェレットの6ヶ月は人間の10歳、
フェレットの9ヶ月は人間の15歳、
フェレットの1歳半は人間の20歳となります。
その後はすべて人間の10倍速で生きていきます。
こちらは、その時間の”速度”を表にしたものです。
この現実をしっかり受け入れて、フェレットとの時間を大切に過ごしてくださいね。
フェレット | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 1半歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | 8歳 | 9歳 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人間 | 5歳 | 10歳 | 15歳 | 20歳 | 30歳 | 40歳 | 50歳 | 60歳 | 70歳 | 80歳 | 90歳 |
フェレットの寿命を伸ばすためにできること
フェレットは、”精神”に重きを置いて生きている動物の中でもトップクラスの繊細さを持っています。
だから、フェレットがちょっとストレスに思うだけで、
うんちの色が変わったり、排泄自体失敗したりしてしまいます。
ということは、逆に。
フェレットが望む生き方に飼い主さまが寄り添えたなら…。
きっと、寿命はどんどん伸ばせるかもしれません。
いえ、きっと伸ばせます!
ここで、”長生きの秘訣”について書いていきます。
フェレット用の食事だけにする
人間の食べている高カロリーなものを与え続けると糖尿病、高脂血症のリスクとなりますので、絶対にやめてください。
ドライフルーツはフェレットは消化しないため、小動物専用おやつでも与えないようにしましょう。
普通のドライフードが合わない仔のために、生食、手作りフード、
フェレットは完全肉食なのに、なぜかどのドライフードにも入っている穀物の、不使用フードもオススメです!
こちらの↓↓↓記事も参考にしてみてくださいね☆
フェレットの年齢、体型に合った専用フードを試してみる
フェレットのフードも、たくさんありますが…。
フェレット一匹一匹に合うフードが存在します。
太ってしまった仔には、ダイエットフード、
4歳からはシニアフードに切り替えるといいですね。
選り好みするので、4種類ほど混ぜてあげることが理想です。
野生のフェレット(いたち)は生肉のみを食べて生きていたので、
「生のひき肉を定期的にあげていたら弱っていたフェレットがガツガツ食べて元気になった」との事例もあります。
狩猟用フェレットは動物性タンパク質の摂取量が多いため長生きなのではないか(うさぎを狩って食べています)との見方もあります(寿命10〜12年)
フェレットのタイプにもよりますが、いろいろ試してあなたのフェレットの健やかなお食事ライフを応援してあげましょう!
「長生きフェレットは高たんぱくのキャットフードを食べていた」なんて情報もあります。
こちらの↓↓↓記事も参考にしてみてくださいね☆
できるだけケージから出してあげること
1時間でもよいと言う記事もありますが、フェレットはとても頭のよい生き物です。
ストレスによる健康被害を受けています。
できるならもっと出してあげたいものですね。
イライラして、ケージを噛んで歯を折ってしまう仔もいます。
歯を折ると、そこから病気になります。
一日中放牧でもしつけと環境さえできていれば問題ないペットですよ。
たくさん自由にしてあげると、ストレスの少ないおおらかな仔になり、確実におとなしくなりますので、しつけもしやすくなりますよ。
自由な仔の方が長生きする傾向にあるのは理解できますね。
いくつになっても遊んであげること
遊びが大好きなので、とても大切なことです。
かまってあげないと、寂しくて変なところでトイレしたり、大きな音を立てていたずらする仔もいます。
でも、決して、怒らないでください。
わからないだけです。
かまってほしいだけかも・・・。
飼い主さまが、今後しつけて、根気よく教えてあげてください。
大変なら2匹以上で飼うことをオススメします。
おもちゃや、スーパーの袋など置いておけば勝手に一緒に遊んでくれます。
適度な運動、散歩をさせてあげること
運動不足はストレスになります。
散歩は28度以下の場合にハーネスをしっかりつけておこなってあげるのが理想です。
夏は夜におこなってくださいね。
熱に弱いので、そこだけ気をつけてあげてください。
フェレットと散歩しているとかなりの確率で写真を撮られたり、人が寄ってきたりします。
その為に、フェレットの身だしなみにも気を遣うようになりますし、我が仔が一層かわいくなります。
一石二鳥ですよ♪
できない場合は、2匹以上で一緒に遊ばせるか、たくさん室内で遊んであげてくださいね。
狩猟用フェレットは、うさぎなどの狩りに利用されているため運動もでき、ストレスのたまりにくい生き生きとした生活をしているから長生きなのではないか。(10〜12年)とも考えられています。
年1回、4歳以降は半年に1回の検診をしてあげること
病気の早期発早期治療につながります。
フェレットに詳しい病院をおすすめします。
フェレット専門の病院もありますよ。
急な病気やケガのために保険も備えておくといいです。
安全な漢方、サプリを飲ませてあげること
なんでもよいわけではありません。
わからない場合はフェレット専門のお医者様に相談をオススメします。
バイト、毛玉を取るおやつも積極的に与えてあげたいですね。
何か症状、不審なことがあればフェレットを扱う病院に相談すること
あまりフェレットを知らない病院にはいかないようにしてくださいね。
言い値なところもあるので、しっかり診察していただける実績ある病院を選びましょう。
生き方で寿命が変わる?!
実はフェレットは生き方によってかなり寿命が変わる生き物です。
イギリスでは、ペットフェレットの寿命は8歳〜10歳、
狩猟用フェレットの平均寿命は10歳~12歳です。
過去には15歳、20歳まで生きたフェレットの事例もあるようです。
寿命を伸ばすも短くするも飼い主さま次第なのです。
いつも飼い主さまと一緒に生活していたフェレットは、(外出時も)特になにもしなくても10年以上生きた事例があります。
それだけ飼い主さまとの愛の形で、命の長さが変わる。
おもしろいですね。
「目指せ10年!!!」
フェレットと楽しい生活を送ってくださいね♪
なんにせよ、家族の一員として迎えたわけですから・・・
全力で愛し抜いてください!!
長生きしてほしいですよね。