• 公開日:2016年01月28日
  • 最終更新日:2017年08月17日
フェレット

フェレットは、最近犬、猫に続いて人気急上昇中のペットと言われています。
ですがフェレットは、そんなに飼いやすい動物ではありません。

何も知らないで飼うと、怪我させられたり、全く言うことを聞かないかもしれません。
まず、フェレットをよく知り、「フェレットのしつけ」について理解してからご検討くださいね。

そもそもフェレットってしつける事ができるの?

フェレットは、人に懐くと言うより、慣れる動物です。
いくら賢い動物だとはいっても、犬のように人の顔色を伺ったりしません。尻尾を降って寄ってきたりしません。

ただ、人を認識し、共存できるという感じでしょうか。

甘えてきたりもします。
抱っこをねだることもあるでしょう。

でも、忠実なペットになるかと言われれば、100%そうだとは言えません。
”暴れモード”になると、「遊び」?「獲物」?だと思って、飼い主さまを本気で噛むこともあるのです。

飼い主さまが大好きでも、飼い主さまの、「足」や「手」をおもちゃかなんかと勘違いしているのかもしれません…。
それがフェレットです。

フェレット 叱る あくび ぷーすけ

彼ら(フェレット)に悪意は全くありません。

そして、確実に言えることは、
「ほとんどのフェレットのしつけに、末永い飼い主さまの配慮が必要になるだろう」ということです。

大きくなってしつけるのは難しい仔がさらに多いです。
小さいうちに体に刻み込むようにしっかりしつければ、だいたいは許容範囲までクリアすることができますが…。

完全にしつけができるとは思わない方がよいでしょう。

しつけの心得

フェレットにしつけをする前に、心得ておいてほしいことがあります。

それは、「絶対怒らないでください」と、「最初から完璧を求めないでください」ということ。

フェレットは人に慣れる動物だと最初にお話しましたが、
それでも、足に擦り寄ってきたり、懐いてくれる動物でもあるのです。

あなたを信頼し、エサをもらい、あなたのおかげで生きていく仔ですから。

怯えていたり、フェレットに意図が伝わらない・フェレットが怒られている意味が理解できない場合、
うまくしつけることは絶対にできません。

フェレットと飼い主さまの間に、信頼関係は必要不可欠なのです。
愛を持って、時には厳しく時にはおおめにみて、しっかりしつけをしていきましょう!

フェレットの噛みグセとは

では、フェレットの噛みグセについて知っていきましょう。

強く噛まれるとすごく痛い

フェレット 噛む 痛い 血 フェレット 噛む 痛い 血

フェレットの歯は鋭く、強く噛まれると血が出るほど痛いです。
離乳して歯が生えてきたら、もう、なんでも噛もうとします。

フェレットに悪気はなく、「遊んでいる・障害物に対しての好奇心・恐怖心」などが理由です。

女性・子供は特に注意

フェレットは本能で噛んでしまう動物なので、
しつけをしていない場合は特に、女性・子供がいるお宅では危険です。

海外では、赤ちゃんが顔の25%を2匹のフェレットに食べられてしまう事件もありました。

子供(ベビー)からしつけよう

大きくなったフェレットに噛みグセを改善させるのは至難の業です。
人間も、フェレットにもストレスになります。

子供のうちに”習性”の塗替えをしてあげましょう。

「噛まないのが普通」そう体に刷り込まれるまで、しっかりしつけをしましょう。

しつけに時間がかかる

毎日しつけをしていても、
飼い主さまが甘いのか、フェレットに伝わっていないのか…

1年ほど噛みグセのしつけにはかかる場合もあります。

根気強くしつけましょう。

電気のコード・手に届くものを噛む

フェレットは、人間の手・足の他に、電気のコード・ゴム製のいろいろな手に届くものを噛むことがあります。
こちらは、しつけも大事ですが、フェレットが怪我などで危ない場合もありますので、

フェレットの手元になるべく届かないように配慮してあげましょう。

フェレットが噛む理由

では、なぜフェレットは噛むのでしょうか?
そこを飼い主さまが理解することが、一番のフェレットの噛みグセ改善の近道でしょう。

歯が生え変わる際に、痒い

子供(ベビー)の頃は歯が生えていなかったり、生えてきたり、抜け替わったり…
口の中の衣替えが頻繁に起こり痒いです。

猫などと同じく、噛んで紛らわそうとしているかもしれません。

噛めるおもちゃとかもらうと喜ぶよ!

pusuke

人間との共存に慣れていない

突然、人間と住みだして、戸惑っているのかもしれません。
自分にとって、「よい存在」か、「よくない存在」か…

警戒しています。
不安で怖いのかもしれません。

shanpi

最初はご飯とおやつで安心させてほしいな。

新しい環境に慣れていない

飼い主さまにもらわれてがらっと環境が変わったフェレットは、
とても不安でしょう。

神経質になっており、
全てにストレスを感じています。

落ち着くまでしばらくほっといて!

pusuke

噛む力加減がわかっていない(本人は遊んでいるつもり)

嬉しくて、楽しくて…
ただ遊んでいるだけかもしれません。

ですが、「いたい」って飼い主さまが言わないと、
まだ、力加減がわからない場合って結構あります。

shanpi

悪気はないんです。ごめんなさい。
「痛い」って教えてくれたら、ちゃんとあま噛みできるようになるから…(泣)

お腹が空いている

フェレットは、1日何度もエサを食べます。
よって、フェレットのエサ皿には、常にエサ・フードが入っている状態にしておかなければなりません。

エサ・フードが入っていないのに、数時間放置されていたなど…
フェレットには生存問題ですね。

SOSかもしれません。

ご飯はいつも入ってる状態にしておいてください。。
ご飯食べないとすぐ調子悪くなっちゃうんだ。

pusuke

運動不足・欲求不満でストレスが溜まっている

ず〜っと、ケージの中に入れている場合、
運動が必要なフェレットの心の中はストレスでいっぱいです。

1日1時間、3時間などを推奨するサイト記事のもありますが、
フェレットは放牧すれば放牧するほど、

心が穏やかな愛嬌あるおとなしいフェレットになっていきます。

shanpi

ちゃんとしつけてくれれば、一生放牧・放し飼いでもおりこうにできるよ〜!!

具合が悪い・触られると痛い

もしかして、どこか怪我していたり、
体調不良なのかもしれません。

「休んでいたい。」
「触らないで欲しい。」

様子がおかしいようなら速やかに病院にいきましょう。

眠たい・構わないで欲しいときとかも「やめて」って表現するんだ。
わかってね。

pusuke

噛みぐせのしつけ方法

では、どうやって噛まないようにしつけをしていけばよいのでしょうか?

噛まれた場合

いくつか方法があります。
あなたがしつけやすい方法を選びましょう。

大声を出す

フェレットが強く噛んだ瞬間に「ダメ!」「ダメダメダメダメ!!!!」と大声を出します。

shanpi

大声出されると、びっくりして止まっちゃうの!
「あ、噛んだことで大声出されてる」ってわかると、申し訳なくなって舐めるか、噛むのをやめるよ。。

首をつかむ

フェレットが強く噛んだ瞬間に、首の後ろのたるんだ部分を掴んで顔の所に持ってきます。
目を合わせて威嚇します。
ネチネチ文句を言ってもいいでしょう。

説教しましょう!

これをやられるとあくびがでちゃうんだ。
「ごめんなさい。もう許して〜」の合図なんだけど…。
でも、しつこくダラダラ説教されるから、「嫌だな〜」って思って強く噛むのやめちゃうんだ。。

pusuke

指を口の奥に入れる

フェレットが強く噛んだ瞬間に、指を口の喉奥に突っ込みましょう!
すご〜く嫌がるので、効果ありますよ。

でも、手加減難しい方は、他の方法でしつけてくださいね。

shanpi

これ、めっちゃいや!!!
噛んだら「オエッ」ってなるから、噛むこと自体しなくなるよ!!

噛まれた場合の注意点

フェレットに噛まれて、痛い思いをしたからといって、懲らしめるのかやめてくださいね。
決して悪気があるわけではありません。

「いやな思いをするからやめよう」

そう思わせることで、噛みぐせは改善できます。

愛を持って、しつけをしましょう!

でも、臭いスプレーとか、鼻をデコピンするのはやめてほしい!
臭い臭いは飼い主さんも嫌いになっちゃうし、鼻のデコピンは血が出たり、鼻の骨が折れた仲間もいるんだよ…。
そんなことされると、自分を守るために凶暴になっちゃうかも…。

pusuke

噛みグセが完全にしつけれない場合の対処法

フェレットの噛みグセはなかなかしつけることが難しい時もあります。
だから、飼い主さま側で、「痛くない」対処をオススメします☆

長袖・手袋をしよう

フェレット 対策 噛みグセ 手袋 フェレット 対策 噛みグセ 手袋

横になっている時、
遊んでいる時など…

手を噛んできてしまった場合…

子供だととても危ないですね。
だから、長袖で手を隠して遊びましょう。

できる限り、手袋、鍋つかみなどを装備しましょう!

スリッパ、靴下を履こう

フェレット 噛みグセ 対策 靴下 スリッパ フェレット 噛みグセ 対策 靴下 スリッパ

立っている場合…
足を噛んできたり、ガリガリされたりします。

スリッパ・靴下でがっちり素足を守りましょう!


いかがでしたか?

飼い主さまが根気強くしつけをしなければいけない噛みグセ。
しっかりしつけをフェレットが身に付けるまで…

飼い主さま側も対策などして、おおめにみてあげてくださいね。