• 公開日:2015年05月02日
  • 最終更新日:2017年08月17日
フェレット

フェレットは、イタチ科の哺乳動物で、現在ペットして飼っている方も大変多くなっています。
犬、猫に続いての人気を誇るペットです。

どんな特徴があるの?

では、フェレットにはどんな特徴があるのでしょうか?

犬は従順、
猫は気まぐれ、

フェレットは、天真爛漫~~~☆

そんなフェレットの特徴を見ていきましょう!

体の特徴

細くしなやかな胴体と短い4本の足が特徴的な小動物です。
この胴長短足の体型が、穴の中に住むネズミやウサギを捕らえるのにとても有効です。

フェレット ぷーすけ しゃんぴー

体のサイズの特徴

体長はそれぞれのファームによって、育て方によって変わってきます。
大きいサイズで50cm、体重2kgのフェレットから小さいサイズで体長30cmの体重600gといったサイズまで幅広く存在しています。

スーパーフェレットの場合、発情期におこる第二次成長期を迎えることがないため、
ノーマルフェレットよりは小さく育ちます。

体の柔軟性が高い

フェレット 柔らかい 軟体動物   フェレット 柔らかい 軟体動物

狭いところを通り抜けるために、身体の柔軟性がとても高いです。
寝てる時や抱っこした時など、思いもよらない姿になって驚くこともあるでしょう。

体温

体温はおよそ38℃ですが、興奮したりすると40℃くらいになることもあります。
これは汗をかかない動物なので、身体の熱をうまく逃がすことができないからです。

どんな性格をしてるの?

一言でいえば一生子猫。
一生遊んでマイペース!

それがフェレットの最大の特徴です☆

フェレット 性格 子猫  フェレット 性格 子猫  しゃんぴー ぱとりーぬ

とにかく遊ぶの大好き

とにかく遊ぶのが大好きです!
飼い主さまがなにをしていてもちょこちょこついてきます。
ちょっと拒否したり、「だめ~!!」と簡単に叱ったくらいじゃめげません!
遊んでもらっている(勝手に遊んでるだけ?)と思っているようです。

ほとんど寝ている動物だからこそ、起きたら思いっきり体を動かし部屋中をかけまわります♪
飼い主さまとじゃれあったり、お気に入りのおもちゃを使ってひたすら遊びに夢中になるんです☆

飼い主さまが着替えているときに遊ぶ

飼い主さまが着替え中、ズボンの裾の中に入ってきます。
狭いところが大好きなので、ズボンだけじゃなく洋服をフェレットの手の届くところに置いておけば潜り込み、
中で冒険して遊んで暴れてるか、その後は満足して?飽きて?そのまま寝てしまうこともしばしば。

飼い主さまが買い物から帰ったとき遊ぶ

買い物袋、スーパーの袋、袋がフェレットは大好きです!
カシャカシャ音をたてれば、「なになに〜〜〜!!!」とすぐに寄ってきます。

臭いを嗅いでいるのか「スンスン」しながら、中に入ってきます。
お肉、野菜、食べなくてもおもちゃだと思ってかじったりします。(食べることもあります!注意)

そのまま放置すれば窮屈な一番奥を目指して一心に突き進みます。
(そのくらい好奇心が旺盛です。かといって買い物後に遊ばせるのではなく、袋だけで遊ばせるようにしましょう)

飼い主さまの靴で遊ぶ

フェレットには靴も狭いところです。
運動靴など、入ってしまいます。
男性の履きこなした靴に潜り込む際に、「くさくないのかな?」と思ってしまうこともあるでしょう。
大変ほほえましいですが、赤ちゃんは免疫が弱いので、生後3カ月~半年くらいは玄関には近づけないほうが安全です。

フェレット 靴遊び

お風呂場で、シャワーで水遊び

お風呂は好き嫌いありますが、温かい水が大好きです!
水を出すと寄ってきます。(冷たい水を嫌うので注意)
夏には、水に潜り、顔を洗う姿をみせてくれる仔もいます。
水をかけるとその後すごく暴れるので注意ですが、「やってやったぞ!」とでも言わんばかりに・・・笑。
あまりの激しさに驚く事もありますが・・・とても楽しそうです。

フェレットお風呂
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飼い主さまの寝室で遊ぶ

フェレットは潜るのが大好きです!
布団の中で冒険が始まります。
布団をきれいに直してるとモモンガジャンプで飛びかかってきます。

多頭飼いすれば、一匹は掛け布団にもぐり、一匹は掛け布団のうえからそのもぐっている仔の動きを追いかけて遊ぶ姿がみられます。
まるで、おにごっこでもしているようです。

フェレット同士で遊ぶ

フェレット同士では、遊び方が非常に激しくてびっくりすることもあるでしょう。

首に噛み付いたり、激しくぶつかったりと非常に乱暴です。
初めて会うフェレットには本気でケンカをしかける場合もあるので、ひどいようなら仲裁する必要があります。

「コッコ」言ってる場合は遊んでるので、だいたいは大丈夫です。
どっちかが「アヒャン」など違和感のある大きい声を上げたり、逃げまわっている場合は注意が必要です。

好奇心旺盛

フェレットは非常に好奇心が旺盛です。
新しいものがあったりすると、とりあえず近づいていきます。

フェレット しゃんぴー

冒険心が強く、怖いもの知らずなので、すぐにサークル、ケージ、お出かけバックなどで脱走を図ったり、
閉めている扉、登ってはいけない場所などへ行ってしまうこともあるので気をつける必要がありますね。

何にでも興味を示すので、あらゆるものが遊びの対象となるようです。反面飽きっぽい一面も見せるのがおもしろいです。

繊細で臆病

フェレットはとても好奇心旺盛な反面、繊細で用心深いところがあります。
たまに心配になることもありますが、フェレットの習性、気持ちを理解していれば少しは安心かも・・・?

初めての音にビクビク

初めての音に敏感です。
広い場所で大きな音がするとびっくりして隠れてしまいます。

知らない音が鳴ると、止まって挙動不審な動きをしたりします。
慣れると、全く動じなくなります。

新しいエサにビクビク

フェレットは新しいエサが、苦手です・・・。
神経質な仔は、同じエサなのに袋が変わっただけで食べない仔もいます。

だから、できるだけ、数種類のエサ(カリカリ)を混ぜてあげる必要があります。
「そのうち食べるだろう」と楽観的になっていると、食が細くなり、弱ってしまう仔もいます。
フェレットを飼っている方は、どれくらいフェレットが食べているか知っておく必要があります。

新しい環境にビクビク

新しい家、環境に触れると、本当にナイーブになりやすいところがあります。

食が細くなったり、緑のゆるい便をしてしまいます。
そんな時は、バイト(フェレットの大好物の味のする栄養剤)を与えたり、寝ている時はそっとしておいて様子をみましょう。
だいたいは慣れてくれますが、不安な際は専門の病院に行くことをおすすめします。

新しい家族にビクビク

基本的にフェレットは、他の動物にストレスを感じにくい生き物です。
なぜか、あまり気にならない仔も多いです。(同種じゃないから?)

ですが、新しいフェレットには相当警戒心を見せることがあります。
ご飯の器を一緒にしたりすると、「あ、このご飯の容器は自分のじゃないんだ」とでも思うのか、
食べなくなったりします。

ですので、1匹1つのご飯容器を最初は用意し、置く場所も決まったところに最初は固定してあげることをおすすめします。
慣れてきたら、一緒にご飯は食べれる仔も多いので、その後は臨機応変に変えてもよいと思います。

死んだように寝る

フェレットの眠りはとても深く、なかなか起きないことがあります。
中には抱き上げても「死んでしまった!?」と勘違いしてしまう場合もあるので注意しましょう。

フェレット しゃんぴー 猫 ぱとりーぬ 寝る

きれい好き

トイレは決まった場所で排泄する習性があります。
そして、きれい好きだからこそ、汚れているトイレで排泄をしないことがあります。

当たり前のことですが、まめに掃除をしてあげましょう。(1日2〜3回)

どんな習性があるの?

フェレットには独特の習性があったりします。
これを気をつけてあげないと、大変なことにもなってしまうので、注意が必要です。

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1日の大半は寝てる

フェレットは1日16〜20時間は寝ています。
飼い主さまが仕事などで出かけている間はきっとほぼ寝ているでしょう。

時折起きたかと思えば、トイレに行き、またお気に入りの寝床で眠りについてしまいます。
睡眠時間が長いことから買いやすく、ひとり暮らしの飼い主さまも増えています。

起きるタイミングを逃すと、トイレを忘れているため、オシッコが先から出ていることも、まれ〜にあります。
病気などではないので、たまにだったら可愛いと思ってあげてくださいね。

鳴かない

基本的にフェレットは犬、猫のようには鳴きません。

喜んだり興奮すると、「コッコッコ」「クック」と鳴きます。
威嚇、興奮で「シュー」と言います。

どれも、大きい鳴き声ではありません。

痛い、びっくりした時に「キャン!!」などの大きい声を出す時以外は、基本鳴きません。
なので、家の中で行方不明になってもわかりにくいため、家のタンスなどの隙間などは塞ぐなどの対策をオススメします。

高さの認識が低い

飛び降りるのが苦手な割に、向上心、工区心の強いフェレットは、平気で高い所に登っていくことがあります。
そのまま降りられると思ってジャンプすることもあるので、怪我をさせないためにも高い所に登らせないよう工夫が必要です。

夜行性

フェレットはもともと夜行性です。
ですが、毎日18〜20時間ほど眠るので、起きてほしいときに起こして、飼い主さまの時間帯に慣れさせることができます。
生活を飼い主にあわせられるので、安心です。

夜行性なので視覚は弱いですが、嗅覚がとても優れています。
このため、何でもニオイで判断します。仲間同士でも体臭で判別すると考えられています。

せまいところが大好き

元々うさぎやネズミの狩猟・駆除などで活躍していただけあって、本能的に狭い所やトンネル・袋などの空間を好みます。
タンスの下、中、家の狭いあらゆる所に入っていってしまうので、かわいいですが大変注意が必要です。

少しの隙間にでもすぐにもぐりたがります。
ドアの隙間や座布団の下などに潜り込みます。つま先立ちした飼い主さまの足の下にも、入りたがります。。
部屋の中で放すときには、誤って踏んでしまうことのないように注意が必要です。

お気に入りは持っていきます

特にメスに多い習性ではありますが、エサや、お気に入りのおもちゃ、時には飼い主の身の回りのものをあっちこっちに持っていきます。
放っておくと、フェレットの気に入っている寝場所や、狭いところに、まるでコレクションでもしているかのようにおもちゃなど増えていってしまいます。
気に入ったものであれば重くても運ぼうとします。お気に入りのものを貯める狭い場所も自分で決めているようです。
大切なものは、フェレットの手の届かない所に置いておくのが無難です。

暑さに弱い

フェレットの適温は、15〜23℃と言われています。
その為暑い環境には適しておらず、ペットして迎え入れる場合には、エアコンが必須です。

夏場は、絶対に温度計のある部屋で、エアコンはつけっぱなしで飼育することが必要です。
ちなみに、扇風機だけでは、フェレットは発汗作用がないため涼しく過ごさせることはできません。

エアコンですが、部屋のサイズや構造(フローリングのお部屋は涼しい)にもよりますが、
高くても25℃くらいを設定し扇風機で冷気を回せば問題なく夏を乗り切れます。(温度計が27℃以下)

日本の夏をフェレットは乗り切れないので、とても注意してあげてくださいね。

※フェレットは、汗をかくことができないため、体感温度は気温+10度で計算してください。

寒さに強い

寒い地域を原産とするフェレットは、ふさふさの毛で覆われている上に0.5mm~1.8mmほどの厚い皮膚を持っています。
特に首から肩にかけての皮が厚く、他の動物から身を守る1つの手段となっています。
冬は皮下脂肪を蓄えて寒さから身を守ろうとするので、夏と冬では体重が3割以上変わる場合もあります。

ですが、湿度は50%以上を目安に保ちましょう。
人間の風邪も移るため、ウイルスが好む乾燥には十分に気を付けましょうね!

動くものに噛み付く(遊ぶ?)

動くものに噛み付きます。
本人は遊んでいるのかもしれませんが・・・。
ウサギやハムスターなどは噛み殺されることもあります。
海外では残念なことに赤ちゃんが顔の半分を3匹のフェレットにかじられ、噛み殺されるという事件がありました。
フェレットいっぴきいっぴきの性格もありますが…本能です。
しつけで改善できることではないので、飼い主さまが配慮し注意しましょう。

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知能はどれくらい?

犬や猫とは違う感じですが、それらに準ずるほど知能が高いです。

扉を開けてほしいとき、「ガリガリ」と音を立てれば飼い主さまが開けてくれると学びます。
登れない場所があった、入りたい場所があったとき、あの手この手で試行錯誤し、(ジャンプしたり物を使ったり)ときおりすごい発想で達成し飼い主さまを驚かせます。
体調が悪いとき、いつも以上に甘えたり、噛んだりして知らせます。

フェレット、一匹一匹性格が違い、できること、やることもさまざまですが…。
個々の学習能力には関心させられることも多いですよ♪

芸ができる?

呼んだらちゃんと理解できますし、上手に教えれば、お手、お回りなどの簡単な芸も覚えさせることができます。

ご褒美のバイト(おやつ)を使って、上手に芸をしていますね♪

アライグマの風太君でおなじみの「二本足立ち」なんかは、
バイトを高くかかげれば自然にするようになりますよ♪

あらいぐま 風太君


フェレットは、自由で元気で繊細でマイペースな生き物ってことですね☆
とってもかわいい反面、飼い主さまが知っておかなくてはいけないことも多いので、
フェレットをきちんと理解した上での飼育ができたらよいですね^^